これは、ひょんなことから「キーボード沼(まだ浅瀬)」にはまり、REALFORCE R3HI17を購入した話。
もしよろしければ、体験談の一つとしてお読みいただければ幸いです。
REALFORCEとの出会い
私は仕事でもプライベートでも、長年ノートPCのキーボードしか使ったことがありませんでした。
そんな中、出向により職場が変わり、ノートPCと共にモニターとキーボードが与えられたことをきっかけに歯車が動き出します。
会社から与えられたキーボードが古い安価なキーボードで、「打鍵音が大きい」「打ちにくい」「疲れる」の三重苦。
帰宅後、妻にそんな話をしていると、
「漢は黙ってREALFORCEや」
とだけ告げられました。
恥ずかしながらREALFORCEのことを知らなかった私。
ただ元々凝り性なこともあり、東プレの公式サイトをはじめ、ネットの情報を手当たり次第調べ、完全に物欲スイッチがオンに。
妻にその旨を伝えると、
「ほな今週末アキバのヨドバシに見に行くで。触るのが一番や」
と快諾。
週末に子供を連れて、ドライブがてら秋葉原へ行くことになりました。
実機を触る
キーボードの多さにビビる
売り場でキーボードコーナーへ行くと、あらゆるメーカーのキーボードが所狭しと並んでいます。
世の中にはこんなにもキーボードがあるのか・・・
事前の情報収集で、メーカーだけではなくキータイプの種類(メンブレン方式・パンタグラフ方式・メカニカル方式・静電容量無接点方式)やテンキー・ファンクションボタンの有無等によりさまざまなモノがあることは知っていましたが、やはり目で見ると感じる圧倒的物量。
早速目に入るキーボードを手当たり次第に触ります。
パンタグラフ方式のものは、これまで慣れ親しんだノートPCの打鍵感に近く、安心感がありました。
また、メカニカル方式のものは「カチャカチャ」と軽快な音が鳴るため、非常に楽しい打鍵感。
ただ、今の職場が静かなこともありメカニカルは候補には入らないな、という確認ができました。
いよいよ東プレコーナーへ
RC1、R3が数種類置いてありました。
大きなキーボードを探していたので、早速R3シリーズのキーボードを触ってみます。
「スコスコ・・・」
という今までにない打鍵感。店内が割と雑音がある中だったこともあり、打鍵音もほとんど聞こえません。
そして何より打ちやすい、気持ちいい。
実機に触ってみて、やはり東プレのREALFORCEがベストチョイスだな、という結論に達しました。
その場で購入してもいいよ、という妻の許しもありましたが、何しろR3シリーズだけでもかなりの種類があるので、一度帰ってから熟考することにしました。
R3シリーズのモデル検討
R3のモデル選びに際して、検討事項は以下のようなものでした。
- 日本語配列であること
- WindowsでもMacでも使えること
- テンキーがあること
- 色は黒
- キー荷重は45gであること
- キー印刷は昇華印刷であること
1.日本語配列であること
所有しているマシンの中で唯一、iPad Proに装着しているマルチデバイスキーボードケースのキーボードだけUS配列なのですが、Enterキーが横長だったりであまり慣れず。
公私共に慣れ親しんでいる日本語配列は外せない条件でした。
2.WindowsでもMacでも使えること
私は仕事用PCではWindows、プライベート用PCではMacを使用しています。
そのため、もし職場が変わり、自分のキーボードを置けない環境になっても家でMacに接続して使用する、という使い方を考えました。
R3シリーズはWindowsでもMacでも、接続した際にキーボードが認識をしてそれぞれのOS用にキーを変えてくれる(一部)ため、この点はある程度満たせそうでした。
また、REALFORCEのキーボードでは別途ソフトウェアを使うことで、キーマップの変更等細かな設定が可能です。
ただ、業種柄(?)職場のPCにソフトウェアをインストールすることができません。
そこで、今回はWindows配列のキーボードを購入し、自宅で使う際はソフトウェアを使用してキーマップ変更、適切なMac配列にする、という使い方が結論となりました。
3.テンキーがあること
現在の出向先でも、元々の会社でも、業種柄毎日のように数字を大量に打ち込むため、テンキーは必須です。
持ち運びも視野に入れる場合にはフルサイズゆえの大きさがネックになりますが、基本的に職場(もしくは自宅)に置きっぱなしとなるため、フルサイズがベストだと判断しました。
4.色が黒
これは完全に自分の趣味趣向です。
あとは、白だと経年によりよく使用するキーなどの変色が目立ちそうかな、くらいの感覚でした(あくまで私見)。
ヨドバシで見た実機でも、黒キーに墨色の刻印がものすごく私の趣味趣向に刺さったことが決め手です。
5.キー荷重は45gであること
これもヨドバシで実機を触ってみて、単純に打ち心地がいい方が45gだったためです。
30gのものはとても軽くタイピングできるのですが、私の普段の打ち方だと少しミスタイプが多くなりそうな気がしました。
加えて、45gの方が「タイピングしている」という感じがして、単純に打鍵感がしっくりきたことも要因です。
実際に実機を触るというのはとても大事ですね。妻に感謝。
6.キー印刷は昇華印刷であること
正直に言います。
キーボードを調べ始めるまでは、キー表面の印刷手法に色々な種類があることは知りませんでした。。
調べる中で参考にしたサイトはこちら(HHKBさんのサイトです)。
REALFORCEのキーキャップは、昇華印刷とレーザー印刷の2種類の印字方式を採用しています。
レーザー印刷はその名の通り、レーザーでキーキャップに印字を施すものです。
一方昇華印刷は、キーキャップに文字を染み込ませて印刷する方法です。
長期間の使用に耐えるのは昇華印刷(レーザー印刷の場合は徐々に印字がはげてくる)で、前述したキーキャップの墨色の刻印も昇華印刷。
ということで昇華印刷のものを選ぶことにしました。
R3シリーズ モデル決定
最終的な候補に残ったのは
- R3HA61(かなレス/Bluetooth可)
- R3UA11(かなあり/有線のみ)
- R3HA11(かなあり/Bluetooth可)
- R3HI17(R3HA11の分割スペースキー版)
の4つ。
この中で目を引いたのがR3HI17でした。
一つだけスペースキーが分割されている・・・!
私は、普段のタイピングでスペースは左手の親指を使って入力する癖があります。
そのため、スペースキー(右)に別のキーの役割を持たせることができる点に魅力を感じました。
もちろんスペースキーのまま使用もできますが、よく使うけど遠いBackspaceやEnterキーの機能を持たせれば便利ですよね。
ということで・・・
R3HI17に決定!
最後に
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
以上が、私がR3HI17を購入するに至った話です。
購入を検討されているみなさまにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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